2009年2月19日木曜日

壁と卵

 
色々と賛否はあろうが、村上春樹のエルサレム賞での受賞スピーチは大変意味のあるものだと思う。日本のメディアではほとんど取り上げられていないということは、どういうことなのだろうか。
このニュースに反応する読者・視聴者は少数かもしれないが、こうしたニュースの価値を認めない日本のメディアには強い危惧を抱く。日本もユダヤ資本の影響力が強く、報道したくてもできないのではないかと勘ぐってしまう。

http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/26ca7359e6d2d15ba74bcdf9989bee56

2009年2月11日水曜日

メンデルスゾーン

 
今年はメンデルスゾーンの生誕200周年だそうだ。
記念の30枚組BOXは発売と同時に手に入れた。全集ではないが主要な曲は収録されており演奏は新しくはないが一流揃い。これでメンデルスゾーンの全体像を掴むには十分だ。値段も安いのでおすすめ。

そういえば昨年、バッハ・コレギウム・ジャパンの定期演奏会で初めてメンデルスゾーン・プログラムがあった。昨年訪れた演奏会の中では最高の演奏会であった。その直後に書いた感想が書きかけで放置されてあったので載せてみたい。演奏会直後の興奮が直裁に表現されており今読むと若干気恥ずかしいが。

「2008年5月30日。バッハ・コレギウム・ジャパンの定期演奏会。メンデルスゾーン。素晴らしい経験だった。音の粒子が自分の身体と魂を貫いていくのが感じられた。ふと、「本物の音楽家は、すべて天使である」という言葉が湧き出た。我々の触知できない世界を垣間見せてくれる。そのような世界が存在することを知らせ、そうしたものを感じることができる力を我々が持っていることを思い出させてくれる。忘れて久しいそんな力を。

今日一日の出来事がしばしそうした力を思い起こさせる準備になっただろうか。

最早音楽を聴くのではない。魂で受け止める、感じ入る、音が貫いていく、細胞が共鳴し震え熱を帯びる。

鈴木雅明氏自らのパイプオルガンで演奏会の幕が開ける。メンデルスゾーン ”プレリュードとフーガ ニ短調 Op. 37-3”

メンデルスゾーンのプログラムにはさまれた、バッハのカンタータ − 追悼の式典 −『神の時こそ最上の時』BWV106。

冒頭のフルート。「・・・僕は大きな喜びを得ました。『神の時』の冒頭のフルートが響いた瞬間といったら!」(メンデルスゾーンが家族に宛てた手紙より。本公演プログラムから抜粋)

そう、確かに私はメンデルスゾーンと同じ体験をした。このフルートの天上の響きといったら!自然に涙が出ていた。寂静、祈り、人が表しうる限りの崇高なものがそこにはあった。

メンデルスゾーン詩編115『我らにではなく、主よ』の第2曲の美しさといったら。ソプラノとテノールの二重唱が合唱と完璧に調和している。我々はこんなにも美しい世界に生きているということを思い出させてくれる。第4のチャクラが開き、気が流入し、心が開いていく。そしてその気は上昇して頭頂から天へ還っていく。

メンデルスゾーンの合唱曲は以前から好んで聴いており、『パウロ』などはその中でもお気に入りの一曲であったし、Brilliantレーベルから出ている合唱曲全集も持っている。

でも、私は今日初めてメンデルスゾーンの宗教曲と本当に出会えたように思う。

賛歌『我が願いを聞き入れ給え』

いつもよりオーケストラも合唱も編成が大きく音量を豊かになったが、それだけではない迫力と響きがあった。鈴木雅明氏の指揮もより情熱的であったと思う。敬虔なキリスト者の奥深くに秘められているロマン的な部分が一気に噴出した?

これは人間の直観だけが到達し得る世界への賛歌だ。」
 

2009年2月5日木曜日

仕事雑感

 
いやいや忙しい。

本日も社内打ち合わせにクライアントとの電話会議、資料読み込み、電話対応、ヘビーなメール作成、資料作成、資料添削、面接対応、昼食の稲庭うどん、夕食のampmのサンドイッチ等とてんこ盛り。投資銀行のような派手さはないが、このご時世に忙しいのは有難いことだ。才気煥発とはいかないので、コツコツと努力してクオリティの高い仕事をやるしかない。

ビルの喫煙ルームで、大学時代からの旧友M選手に会う。彼は同じビル内の違う会社に勤務しておりエレベーターや喫煙ルームでたまに会って話などするが、営業企画部にいる彼はとても大変そう。同年代の多くが、脂ののっている時期で仕事量も増えて活躍しているが楽しそうに仕事をしている人は案外と少ない。仕事を楽しくやると言うと、批判されることもあるが、「楽しい」と「楽」は同じ意味ではない。一度の人生、大変な仕事を「楽しく」こなせる精神的なゆとりと心の持ち方が必要だ。

さてもう一踏ん張り。
 

2009年2月1日日曜日

13歳になる老犬は頑張って歩きました

 
 












































息子は帰ったら疲れのあまり暴れて風呂も入らずに寝た。
 
 

何もない週末

 
久し振りに出掛ける予定も仕事もない週末。
ゆっくりと起きて、本の頁を繰りながらシューベルトの「冬の旅」を聴く。

「僕はよそものとしてやって来て、
 よそものとして去っていく。
 ・・・

 僕は旅立つのに時を選ぶことはできない。
 僕はこの暗闇の中、
 自分で道を探さなければならない。
 ・・・
 
 僕の足音が聞こえないように
 そっと、そっと扉を閉めよう
 通り過ぎるときに君の戸口に
 おやすみ、と書いておこう。
 ・・・」


娘のリクエストで実家の犬を数日預かる。
息子に子供用のサッカーボールを買った。
これから公園へ行こう。
冷たい風が吹き荒んではいるが、澄み渡った青空の下で
子供と犬とサッカーボールを追いかけて息を切らすのも悪くない。