万年筆との出会いは中学生のときだったろうか。兄がParker 25という万年筆を使っていた。当時万年筆を使っている中学生などおらず(今もいないか)、誰も使っていないというという優越感に浸りたかったのか、背伸びしたかったのか、早速私も同じParker25の万年筆を買ってもらい(ペン先はステンレスで、それ程高価でもなかった)塾のノート取りや家庭学習などに使っていた。このペンはいまだに持っている。

高校生〜大学生のときも海外土産のParker(多分Parker 95)など2、3本使っていたように思うが、今考えれば、授業のノート取りに強い筆圧でガリガリと書くというシチュエーションは(前述のParker25は除いて)柔らかいペン先の万年筆にはおよそ適さない使い方だった。万年筆は筆圧や用途等に合わせて選ばなくてはいけないなどということも知らず、万年筆の本当の良さを理解することも感じることもできていなかった。しかもParkerしか使っていなかったおかげで、いつの間にか万年筆=Parker、高級筆記具=Parkerという図式が刷り込まれていた。
初めて買った本格的な万年筆もやはりParker、 ソネットだ。

当時の彼女が社販で安く買えるということだったのでお願いした。しかしこれも今考えれば筆圧が高い私に、数ある万年筆の中でもペン先が最も柔らかいソネットは実は不向きの万年筆であった。EFという細いペン先も相まって綺麗な字が書けなかった。
筆圧が弱くなりつつある最近であればまた書き心地も違ったものに感じるだろう。
その後、書き物をするのにソネットを使ったり、NHKのノベルティのシェーファーを使ったりしたいが、ふとしたきっかけに往年の名器Parker51を知る。これはなんといってもデザインが素敵。オークションやヴィンテージペンショップでも結構な値段がついている。しかしコレクションするわけでもなく、実用にしたい私としては中古はどうかなあなどと逡巡したいたところに、このParker51の現代版ともいえる、Parker100が発売されるというニュースが飛び込む。

これは買うしかない。
値段はネット通販で2万5千円くらいだったろうか。
そして買った。
届いた。
使った。
筆圧の高い私が書いてもびくともしないペン先。それでいて書き味はなめらか。秀逸なデザイン。綺麗なカラー。
これをきっかけに私のささやかな万年筆遍歴が始まる。
2 件のコメント:
そういえば、パーカーの万年筆使っていたような気もしますね。
大学でも万年筆だったか。
最近は、ペンで字を書くことがなくなりましたが、たまにはいい万年筆を使ってみましょうか。で、何を書くかが問題です。
「書く」行為は脳を活性化するし、仕事に使うと気分が変わっていいと思います(ブラックかブルーブラックのインクであれば公文書への使用は可能なはず)。
最初は漢字を忘れていて愕然とすると思いますが・・・。
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